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図面~米国~

図面[Drawings]

図面作成時の留意事項

図面には、クレームに記載されているすべての特徴を表さなければならない。また、図面がノイズ等によって汚れている場合には、再提出を要求される場合がある。

クレームの主題が図面中に明示できる場合であって、出願人が図面を提出していないときは、通知が発行される。出願人は、2カ月以内に図面を提出しなければならない。ただし、提出された図面は、以下のために使用することはできない。

  1. 実施化のための開示の欠如又はそれ以外の形での不十分な開示による明細書の不備を是正するため
  2. 何れかのクレームの範囲に関する解釈の目的で明細書の最初の開示を補足するため

図面の書式

米国では、黒のベタ塗は認められないため、ハッチング等に変更する必要がある。また、従来技術を表示する図面では、[Prior Art]等の表示が必要となる。

日本の出願で図1に2つの絵が記載されている場合には、それぞれを[Fig.1A]、[Fig.1B]として記載する。[Fig.1]としてそれぞれを[A][B]とできない点に注意する。

図面には、通し番号が付されていなければならない。例えば、16ページ中の1ページ目の余白に「1/16」等と記載する。

図面の余白
位置 余白
  上端   2.5cm(1インチ)以上
  下端   1.0cm(3/8インチ)以上
  左端   2.5cm(1インチ)以上
  右端   1.5cm(5/8インチ)以上

用紙サイズは、
(1) 21.0cm×29.7cm(DINサイズA4),又は
(2) 21.6cm×27.9cm(8 1/2インチ×11インチ)

番号,文字及び参照符号は,その高さが最低0.32cm(1/8インチ)でなければならない。

拒絶理由通知にて、審査官に図面の不備を指摘され図面を差替える場合には、上の余白に”New Sheet”又は”Replacement Sheet”と記載しなければならない。

<関連法規>

(特許法113条;日本語)
113 条 図面
出願人は,特許を受けようとする主題の理解に必要なときは,図面を提出しなければならない。その主題の内容が図面によって明示することができる場合において,出願人がその図面を提出していないときは,長官は,その旨の通知の発送から 2 月以上の期間内にそれを提出するよう命じることができる。出願日後に提出された図面は,(i) 実施化のための開示の欠如又はそれ以外の形での不十分な開示による明細書の不備を是正するために,又は(ii) 何れかのクレームの範囲に関する解釈の目的で明細書の最初の開示を補足するために使用することはできない。(特許法113条;JPO)
【引用】特許庁 外国産業財産権制度情報
 
(特許法113条;英語)
35 U.S.C. 113 Drawings.
The applicant shall furnish a drawing where necessary for the understanding of the subject matter sought to be patented. When the nature of such subject matter admits of illustration by a drawing and the applicant has not furnished such a drawing, the Director may require its submission within a time period of not less than two months from the sending of a notice thereof. Drawings submitted after the filing date of the application may not be used (i) to overcome any insufficiency of the specification due to lack of an enabling disclosure or otherwise inadequate disclosure therein, or (ii) to supplement the original disclosure thereof for the purpose of interpretation of the scope of any claim.(特許法113条;USPTO)
 
(規則1.83;日本語)
§1.83 図面の内容
(a) 非仮出願における図面は,クレームに記載されている発明の全ての特徴を示さなければならない。ただし,発明の説明及びクレームにおいて開示される在来技術の特徴は,その詳細図解が発明の適切な理解のために不可欠でない場合は,図面において,図解の図面記号又は標識付き表示(例えば,長方形標識枠)の方式で表示されなければならない。更に,明細書に含まれる表及び配列一覧は,35 U.S.C.第 371 条に基づいてされる出願の場合を除き,図面に含めることを許可されない。
(b) 発明が従来の機械の改良である場合においては,可能なときは,図は改良部分自体を従来の構造から切り離した 1 又は 2 以上の部分図として,及び発明との連結を示すのに十分な従来構造の当該部分を別の部分図として,表示しなければならない。
(c) 非仮出願における図面が(a)及び(b)の要件を満たしていない場合は,審査官は,追加の図解の提出を,それに係る通知の送付日から 2 月を下らない期間内に提出するよう要求する。当該訂正図面は,§1.81(d)の要件に従うものとする。(規則1.83;JPO)
【引用】特許庁 外国産業財産権制度情報
 
(規則1.83;英語)
1.83 Content of drawing.
(a) The drawing in a nonprovisional application must show every feature of the invention specified in the claims. However, conventional features disclosed in the description and claims, where their detailed illustration is not essential for a proper understanding of the invention, should be illustrated in the drawing in the form of a graphical drawing symbol or a labeled representation ( e.g., a labeled rectangular box). In addition, tables and sequence listings that are included in the specification are, except for applications filed under 35 U.S.C. 371 , not permitted to be included in the drawings.
(b) When the invention consists of an improvement on an old machine the drawing must when possible exhibit, in one or more views, the improved portion itself, disconnected from the old structure, and also in another view, so much only of the old structure as will suffice to show the connection of the invention therewith.
(c) Where the drawings in a nonprovisional application do not comply with the requirements of paragraphs (a) and (b) of this section, the examiner shall require such additional illustration within a time period of not less than two months from the date of the sending of a notice thereof. Such corrections are subject to the requirements of § 1.81(d) .(規則1.83;USPTO)

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